秋の気配が強く感じられるようになってきましたが
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
これから本格的に秋が深まってくると思います。
秋といえばスポーツ 読書 食欲 芸術など
さまざまな言葉が連想される季節ですが
なんとなく寂しさを感じる方も多いと思います。
私は金木犀の香りがとても好きなのですが
先日 よく晴れた日に外に出ると金木犀の香りがして
良い匂いだな と感じたと同時に
なんだか寂しい気持ちになりました。
この寂しさは何なのだろうと思い調べてみると
秋に寂しくなるのにはいくつかの理由があることがわかりました。
雲が濃い入道雲から薄い雲に変わり空が高くかんじること
太陽が地球から離れていくこと
風が冷たくなること
といった気候の変動によるものが大きいらしいですが
そのほかにも
夏の楽しかった思い出への未練なども関係しているらしいです。
私は金木犀の匂いを嗅いだ時
高校生のころの思い出深い出来事が秋に詰まっていたことを思い出ました。
文化祭の準備のために休みの日もみんなで集まって作業をしていたこと
文化祭１日目の夜 ２日目への期待と文化祭があと１日で終わってしまう寂しさを感じながら
クラスメイトと寄り道をして帰ったこと
体育祭の応援団の練習で毎日夜遅くまで学校に残っていたこと
部活の団体戦、２勝２敗の状況で自分の番が回ってきて緊張したけれど
仲間たちの応援に背中を押されみんなで勝利の喜びを分かち合えたこと
などなどです。
もしかしたらこれらの思い出への未練も
寂しさの原因になっているのかもしれません。
秋の寂しさは切ないですが
不思議と嫌な気持ちにはなりません。
秋にしか感じることのできない寂しさに浸ってみる時間を作るのもいいかもしれませんね。
(松)
